そろばんを習ったことのないお父さん、お母さんが不思議に思われている『珠算式暗算』のやり方について、簡単に解説したいと思います。
珠算式暗算では、加減乗除すべて、そろばんの玉をイメージして計算していきます。かけ算であれば下の図のような手順(かける順番や向きについては、そろばん教室によって何通りもあります)を頭の中のそろばんイメージで行っていきます。基本的には桁が増えてもやり方は同じですから、あとはイメージの幅、イメージを保持する時間を反復練習によって鍛えていっているのです。
実際は、くり上がりなどもあり、もう少し玉の動きは複雑になります。
練習を重ねて1級に合格するころには、下のような暗算検定1級の『かけ暗算』20問が3分(答えの記入時間も含む)で解けます。五段の人なら1分、当塾のトップレベルの生徒ならば30秒以内で解くことができます。
筆算ですと8分~15分、筆算の達人でも5分以上かかるのではないでしょうか?
ちなみに昨年、当塾より暗算検定の1級には40名以上が合格、それより上の段位練習生は50名以上おります。
1 98 × 63 =
2 76 × 59 =
3 23 × 84 =
4 54 × 72 =
5 17 × 39 =
6 87 × 16 =
7 52 × 95 =
8 91 × 83 =
9 34 × 27 =
10 69 × 45 =
11 392 × 76 =
12 504 × 82 =
13 63 × 138 =
14 450 × 25 =
15 91 × 407 =
16 579 × 12 =
17 71 × 580 =
18 960 × 73 =
19 86 × 693 =
20 48 × 724 =